―パウロの召命②―
この箇所は、「これまで歩んできた人生を、主が新しい形で用いてくださる」
という慰めと励ましを与えてくれます。
若い頃のように“遠くへ行く”ことが難しくても、主は“今、届くことができる場所”へあなたを遣わしておられます。
🌿静かな祈りの中で
パウロは神殿で祈っているとき、主から語りかけを受けました。
それは活動の真っ最中ではなく、静まって神さまを仰ぐ時間でした。
シニア世代の歩みも同じです。
若い頃のように忙しく動き回るのではなく、
静かな祈りの中で主が語られることが増えていきます。
🌿「ここなら分かってもらえるはず」という思い
パウロはエルサレムの人々に証しできると思いました。
自分の過去を知っている人たちだからこそ、
話が通じるはずだと考えたのです。
しかし主は言われました。
「あなたの証しを人々は受け入れない。」
これはパウロの価値を否定した言葉ではありません。
むしろ、主が新しい場所を備えておられるサインでした。
🌿 シニア世代の私たちにもある「届かない場所」
長年仕えてきた場所で、
思いが伝わらなくなることがあります。
- 家族に信仰がなかなか理解されない
- 若い世代に言葉が届かない
- 長年の経験が軽く扱われるように感じる
そんな痛みは、決してあなたの価値の低下ではありません。
主はこう語っておられます。
「あなたの働きは終わっていない。
わたしがあなたを、今のあなたが届く人々のもとへ遣わす。」
🌿「遠く異邦人へ」——今の私が届く“新しい場所”
パウロにとって「遠く異邦人」とは、
自分の常識や経験が通じない人々でした。
シニア世代の信徒にとっての“遠く異邦人”とは、
必ずしも地理的な遠さではありません。
- 同世代で孤独を感じている人
- 病気や介護で心が弱っている人
- 家族の問題で悩んでいる人
- 教会に来られなくなった人
- 心の距離を感じる人
私たちの人生経験、痛み、祈りの積み重ねは、
こうした人々に深く届く力を持っています。
🌿主は「過去を知った上で」あなたを遣わす
パウロは自分の過去を主に訴えました。
しかし主はその過去を知った上で、なお言われます。
「行きなさい。」
シニア世代の歩みには、
多くの思い出、後悔、痛み、失敗が積み重なっています。
しかし
主はそれらをすべて知った上で、
あなたを今の働きへと遣わしておられます。
主はあなたの人生の“すべて”を材料として用いられます。
🌈今日の祈り
主よ、
若い頃のように動けなくなった私を、
なおあなたが覚えていてくださることを感謝します。
私の過去も、弱さも、痛みも、
あなたの御手の中で用いられることを信じます。
今日、私が出会う一人のために、
あなたの言葉を届ける者として私を遣わしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿