2026年7月29日水曜日

遠く異邦人へ遣わす|使徒22:17–21|2026.7.31(金)

―パウロの召命②―

この箇所は、「これまで歩んできた人生を、主が新しい形で用いてくださる」

という慰めと励ましを与えてくれます。

若い頃のように“遠くへ行く”ことが難しくても、主は“今、届くことができる場所”へあなたを遣わしておられます。


🌿静かな祈りの中で


パウロは神殿で祈っているとき、主から語りかけを受けました。  

それは活動の真っ最中ではなく、静まって神さまを仰ぐ時間でした。


シニア世代の歩みも同じです。  

若い頃のように忙しく動き回るのではなく、  

静かな祈りの中で主が語られることが増えていきます。


🌿「ここなら分かってもらえるはず」という思い  


パウロはエルサレムの人々に証しできると思いました。  

自分の過去を知っている人たちだからこそ、  

話が通じるはずだと考えたのです。


しかし主は言われました。

「あなたの証しを人々は受け入れない。」


これはパウロの価値を否定した言葉ではありません。  

むしろ、主が新しい場所を備えておられるサインでした。


🌿 シニア世代の私たちにもある「届かない場所」  


長年仕えてきた場所で、  

思いが伝わらなくなることがあります。


- 家族に信仰がなかなか理解されない  

- 若い世代に言葉が届かない  

- 長年の経験が軽く扱われるように感じる  


そんな痛みは、決してあなたの価値の低下ではありません。

主はこう語っておられます。

「あなたの働きは終わっていない。  

 わたしがあなたを、今のあなたが届く人々のもとへ遣わす。」


🌿「遠く異邦人へ」——今の私が届く“新しい場所”  


パウロにとって「遠く異邦人」とは、  

自分の常識や経験が通じない人々でした。


シニア世代の信徒にとっての“遠く異邦人”とは、  

必ずしも地理的な遠さではありません。


- 同世代で孤独を感じている人  

- 病気や介護で心が弱っている人  

- 家族の問題で悩んでいる人  

- 教会に来られなくなった人  

- 心の距離を感じる人  


私たちの人生経験、痛み、祈りの積み重ねは、  

こうした人々に深く届く力を持っています。


🌿主は「過去を知った上で」あなたを遣わす  

パウロは自分の過去を主に訴えました。  

しかし主はその過去を知った上で、なお言われます。

「行きなさい。」


シニア世代の歩みには、  

多くの思い出、後悔、痛み、失敗が積み重なっています。

しかし

主はそれらをすべて知った上で、  

あなたを今の働きへと遣わしておられます。

主はあなたの人生の“すべて”を材料として用いられます。


🌈今日の祈り  

主よ、  

若い頃のように動けなくなった私を、  

なおあなたが覚えていてくださることを感謝します。  

私の過去も、弱さも、痛みも、

あなたの御手の中で用いられることを信じます。  

今日、私が出会う一人のために、  

あなたの言葉を届ける者として私を遣わしてください。  

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