2026年7月8日水曜日

偶像に満ちていても|使徒17:16–23|2026.7.9(木)

 ―伝えずにはいられない福音―








 パウロがアテネを見たとき、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に激しい憤りを覚えました(17:16)。  

この“憤り”は怒りというよりも、人々への深い憐れみから湧き上がる痛みでした。


🌿会堂だけに留まらない宣教

アテネにはユダヤ人の会堂があり、そこだけで語ることもできました。  

しかしパウロは、偶像に縛られた人々を見て黙っていられませんでした。  

彼は広場へ出て、哲学者たちが議論する場にまで踏み込みました。  

ギリシャ哲学は、彼が今まで遠ざけていた文化・思想。

そのど真ん中に福音を携えて入っていったのです。


🌿人々の心に橋をかける宣教 

アレオパゴスでの演説は、ユダヤ人向けの説教とはまったく違います。  

パウロは彼らの文化と宗教心を尊重しつつ、  

「あなたがたが知らずに拝んでいるものを、

私は知らせましょう」(17:23)

と語り始めました。  

相手の心にある“求め”を見つけ、そこに福音を橋渡ししたのです。


🌿異教の都でも働く聖霊

アテネは偶像の都であり、哲学の都であり、真理を求める人も多いが、  

同時に高慢さや知的プライドも渦巻く場所でした。  

それでも、裁判官や評議員の中から信じる者が起こされました。  

聖霊はどんな場所でも働く。

人の心の奥深くに届く。

そのことがはっきり示されています。


🌱 私たちの周りにも

神を知らずに何かを拝んでいる人がいます。  

成功、安心、評価、自己実現、便利さ、快適さ…。  

形は違っても、心の空白を埋めるために“偶像”を求める姿はアテネと同じです。


パウロはその姿を見て  

「この人たちが本当の神を知ることができますように」

という憐れみの心で動きました。

私の心はどうでしょう。


🌈 今日の祈り  

主よ、  

あなたは偶像に満ちた日本をご覧になり、

どれほど心を痛めておられることでしょう。

あなたの痛みを私の痛みにしてください。

人々の求めの中に、

あなたを探し求める心があることを見抜く目をください。  

どんな場所でも、どんな人にも、  

福音を語る勇気と知恵を与えてください。  

今日も聖霊が働いてくださることを信じて、一歩踏み出させてください。  

アーメン。


0 件のコメント:

コメントを投稿

ローマ市民権の証明書はあったの?

 ―パウロはどのように市民権を証明したのか?― 使徒の働きの中には、 パウロがローマ市民であることを主張する場面が 何度もありますね。 証明書のようなものがあったのでしょうか。 結論から言うと 発行されていましたが、一般的な「身分証」ではありません。 🌿主な証明書の種類 ◆軍人...